あなたがWEBデザイナーやライターなど、独立して個人事業主になろう!と思ったら、まずはきちんと役所に提出をしなければならない書類があります。開業日時や屋号名、住所など正式登録しますので、しっかり確認しておきましょう!提出が遅れると、受けられる控除が少なくなることもあるので、忘れずに提出しましょう!

個人事業主とは、事業を一人で行っている人の事です。この一人という部分ですが、家族でお店を営業している場合、法人化している場合は家族全員は個人事業主にはなりませんが、法人化していない場合は、それぞれが個人事業主です。

「フリーランス=個人事業主」と思っている方もいますが、大きな違いとしては、個人事業主は開業しましたよ、と正式に書類を提出している人を指します。そのため、フリーランスは確定申告で白色申告をしています。もしかすると、何も申告していない人もいるかもしれません。売上が38万円以下の場合は基礎控除があり、申告不要ですが、赤字になると還付が受けられる場合がありますし、住民税の控除など確定申告した方が利点が多いため、しっかりと申告することをおすすめいたします。





個人事業主として開業する場合は、大きく2つの提出書類があります。「開業届」と「青色申告承認申請書」です。「開業届」は必須ですが、「青色申告承認申請書」は提出しなくても良いです。しかし、事業を営む上で赤字の年もあるでしょうし、長い目で見ると、白色申告ではなく、青色申告をしましょう!そのためには、「青色申告承認申請書」の提出が必須です。

開業届とは?提出場所は?

まずは、開業届。正式名称は「個人事業の開業・廃業等書」といいます。どのような書類かといいますと、以下のような記入欄があります。書類の上部の部分のみで他にも記入項目があります。

引用元:https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/pdf/h28/05.pdf

特に難しいところはありませんが、屋号という部分がありますので、自分が事業を行う上での名称、法人で考えますと会社名です。自分の想いを込めたり、長い間使うことになるのでじっくり考えて付けましょう^^

個人事業の開業届出・廃業届出等手続[国税庁]

引用元:https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/annai/04.htm

開業届けは上記サイトから、PDF形式でダウンロード可能ですので、自宅で印刷してゆっくり書くと良いと思います。開業した日から1ヶ月以内に提出してください。提出場所は、「税務署」です。自分が事業を行う住所を調べ、納税地を所轄する税務署へ提出をしてください。

私がここでこだわったポイントは印鑑です!なんとなく、印鑑は会社の顔でしっかりとしたものを使いたいという想いがありました。楽天で色々調べまして、安心できるところで購入しました。

ケースがセットではないものや、機械で彫るものもあり、とても迷いましたが、完全に手彫りですとかなり高いものが多かったので、機械で彫った後に手彫りで仕上げるタイプにしました。

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青色申告承認申請書とは?提出場所は?

これは、開業届とは異なり、必須提出ではありません。個人事業主が確定申告するときは、青色申告と白色申告の2つの方法があります。この時に、「青色申告」をする場合には提出必須となる書類です。売上が低い高いに関わらず、私は青色申告をおすすめいたしますので、忘れずに、「青色申告承認申請書」を作成、提出しましょう。

引用元:https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/pdf/h28/10.pdf

こちらは特に難しいことはないです。記入項目通りに記入しましょう!

所得税の青色申告承認申請手続[国税庁]

引用元:https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/annai/09.htm

開業届同様に、上記サイトから、PDF形式でダウンロード可能ですので、自宅で印刷してゆっくり書くと良いと思います。注意点は、青色申告書による申告をしようとする年の3月15日までに提出が必須です。提出場所は、「税務署」です。自分が事業を行う住所を調べ、納税地を所轄する税務署へ提出をしてください。

結論からいいますと、青色の方がお得です!節税効果が比べ物にならないくらいに高いです。分かりやすいところからいいますと、基礎控除といって確定申告する人全員は、38万円の控除が受けられます。白色申告の場合はこの控除しか受ける事ができません。しかし、青色申告はこの基礎控除プラス、65万円の控除が受けられます。控除というと難しい言葉に感じますが、わかりやすく書くと、65万円の売上がなかったことにしますよ。この分の税金は払わなくていいです!ということです。

さらに、赤字を3年間繰り越す「純損失の繰越し控除」があります。法人ですと9年ですので、さらにお得にはなりますが、この書類を出さないとこの繰り越し控除が受けられません。昨年は100万円の赤字が出たら、以後3年の間に黒字になったときに、100万円の控除が受けられるという制度です。

どうでしょうか?青色申告がいかにお得かわかりますよね!

しかし、青色申告は始めての方にはとても敷居が高いことがわかります。なぜかというと、「青色申告決算書」という書類を自分で作成しなくてはなりません。そのためには、経費をしっかりと仕訳して、「通信費」「交通費」など項目別に分けて管理しなくてはなりません。

難しいと思いますが、「やよいの青色申告のソフト」と青色申告の仕訳方法の本を1冊読めば大体わかります。わたしはこの2つで勉強してから、分からないところを税務署の説明会で質問しました。ネットで調べるよりも一度、説明会に参加して聞いた方が早いと思いましたし、間違えない答えをもらえるからです。

ソフトはAmazonでもダウンロード版が販売されており、価格はおよそ1万円ほどです。長い間使えるのでおすすめします。

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本ですが、これをおすすめいたします。全く無知の私はとりあえず、損をせずにしっかりと制度を利用した上で事業を行いたい!と思ったからです。細かな仕訳は検索すればすぐに見つかるのでまずは、どんな制度があるのかという基本的な部分を抑えると良いです。

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文章で書くと難しいことが多いように感じますが、簿記など全く知らない私もできましたので、最低限ソフトと本1冊を用意して挑んでみましょう!確定申告はe-Taxでなくても郵送でできていましたが、2020年からは65万円の青色申告控除を受ける為にはe-Taxが必須になりました。これも早めに手続きしておきましょう。